中小企業の重視する経営課題とITの活用

経営課題のトップ3は、「コストの削減、業務効率化」「営業力・販売力の維持・強化」「新規顧客の獲得」。


下の図は、重視する経営課題を示したものです。。

7割超の企業が、「コストの削減、業務効率化」を重視しており、最も多い。

次いで、「営業力・販売力の維持・強化」や「新規顧客の獲得」を経営課題として重視する企業が多い。


トップ3の経営課題に対して、ITの活用が必要と考えていながら、実際にITを導入した企業の割合は、小規模事業者で約5割、中規模企業で6割。


下の2つの図は、各経営課題に対して、解決するために IT の活用が必要と考えている企業の割合と、IT を導入した企業の割合を、小規模事業者と中規模企業に分けて集計しいます。

小規模事業者と中規模企業の2つの図を比較すると、いずれの経営課題でも、中規模企業の方が、IT の活用を必要と考えている企業が多く、また、IT を導入した企業も多いことが分かります。

詳細に見ると、IT の活用が必要と考えている企業の割合は、「コストの削減、業務効率化」では、小規模事業者で7割弱、中規模企業で9割弱です。

次いで、「営業力・販売力の維持・強化」、「新規顧客の獲得」の割合が高い。

「コストの削減、業務効率化」について、ITを導入した企業の割合は、小規模事業者で3割強、中規模企業で6割弱です。

また、IT の活用が必要と考える企業のうち、導入した企業の割合は、小規模事業者で約5割、中規模企業で7割弱です。