北木石を利用されている箇所
元のイラストデータに、北木石が利用されている箇所を赤く囲んでみました。囲んでいない青のエリアは、稲田石です。
東京駅丸の内駅舎と日本の石
東京駅丸の内駅舎は、国指定重要文化財指定2003年(平成15年)になっています。
保存・復原工事
1914年(大正3年)に創建された東京駅丸の内駅舎は、辰野金吾により設計。
1945年(昭和20年)、戦災により南北のドームと屋根・内装を焼失。
戦後、3階建ての駅舎を2階建て駅舎で復興。
2007年より2012年10月にかけて「保存・復原工事」がおこなわれ、外観を創建当時の姿に再現するとともに、機能を拡大し、巨大地震にも備えるための工事が行われた。
外壁に利用されている花崗岩
参考文献では、
「丸の内駅舎で使用している花崗岩は、中央部御車寄せ周りと1階腰石が北木産花崗岩で、その他はすべて稲田産花崗岩である。
保存・復原工事には、広場側復元部には稲田産花崗岩、線路側は中国産花崗岩をそれぞれ使用した。また、1階腰石は北木産花崗岩とした。
製作は中国で行うこととした。日本国内では職人の数も減り、丸の内駅舎のすべての製作をすることは難しいことから、中国での製作とした。稲田産花崗岩は日本で切り出し、中国へ運び、中国で製作のうえ、日本へ戻し丸の内駅舎へ取り付けた。」
とあり、日本の石から中国の石へ一部が置き換わっています。
文献:重要文化財 東京駅丸の内駅舎 保存・復元工事報告書 (非売品), 発行日:2013年7月 発行者:東日本旅客鉄道株式会社
東京駅丸の内駅舎
保存・復原工事に関する論文
・東京駅丸の内駅舎保存・復原の 設計理念と手法
-重要文化財を使い続けるためのデザイン-
http://www.jtccm.or.jp/library/jtccm/public/mokuji13/1302_kikou.pdf
保存・復原工事に関する動画
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Brooke Sinha (日曜日, 22 1月 2017 18:21)
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